誕生日お祝い企画:もっとKeikoの歌が聴きたい!20選

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2015年12月5日、Keikoの誕生日お祝い企画(制作が翌日にずれ込みましたが)、「もっとKeikoの歌が聴きたい!20選」です。
低音域のため3人の歌姫の中でも特にハモりが多いKeikoですが、Kalafina以外も含めて、ソロ・ボーカル曲をじっくり聴ける曲とか、イントロをリードして強い印象を残している曲、このKeikoのハーモニーあってこそ!の曲など、さまざまな理由で私が選んだ20曲。順番は、時系列で経歴を振り返ったり、参加ユニットで分けて並べたりしながら、窪田啓子=Keikoというボーカリストについて何かわかるかな?という構造になってます。

1.風の街へ

 (「ツバサ・クロニクル」オリジナル・サウンドトラック Future SoundscapeⅡ2005年9月22日発売)
2005年(10年前!)9月に発売された、アニメ「ツバサ・クロニクル」のサントラ第2弾に収録された、Keiko19歳の歌声。名義はFictionjunction Keiko。たしか、これが生まれて初めてのレコーディングだった、と本人が話していたような記憶が。当時は、数ヶ月前からサックスユニット“イアラ”のゲストボーカルをつとめライブハウスのステージに立ったり、スペースクラフト所属若手歌手の合同イベント(於・目黒食堂)に参加したりと、当時の映像を見る限り、ステージでシャウトし元気よくハジける方向性だったようです。そんなさなかに、この低音のしっとりした情感深い曲をレコーディングしたのは驚きです。

この時、梶浦由記に対しては「単発のお仕事だったので別世界の人だと思ってましたね。」(『Kalafina Record』より)

全く方向性が違うと思われた2人が、まさか後に合流し、この時の歌が、数年の年月を経てFJでのKeikoソロの代表曲のひとつであり続けることになるとは。10年経っても全く古びない名曲であると同時に、Keikoにとって運命の曲。

風の街へ
FictionJunction
¥250

2.INTO THE SKY

 (ビューテイフル塊魂 オリジナル・サウンドトラック「塊ステキ魂」Soundtrack 2007年11月21日発売)
Fictionjunction Keikoとしての梶浦作品への参加は1曲きりで、Keikoは2005年12月に同じ事務所の伊藤彩華とガールズデュオ「イトクボ」を結成。メジャーデビューを目指して秋葉原や新宿での路上ライブや、ライブハウスでの公演を重ねます。この時期、ラジオ番組ではレコーディングされた曲が20種近く流れたり、そのうち3曲がネット配信されましたが、なぜかなかなかデビューに至らず。伊藤彩華の脱退で「イトクボ」は1年あまりで解消。この「INTO THE SKY」は、タイアップのゲーム「ビューティフル塊魂」のサントラの1曲として、事実上活動休止状態のなか発売されました。皮肉なことにこれが現在、公式に聞くことができる、イトクボ時代唯一のKeikoの歌声です。Keikoはこの時代のことを良く語りませんが、「ロックなけえちゃん」の自由で伸びやかな歌声は、私は好きでした。もっとも、現在のKalafinaやFJからKeikoを知った人が聴くと、「これ誰?」と衝撃を受けること必至。

商品ページからサンプル試聴できます

3.君が光に変えて行く

 (Kalafinaデビュー曲「oblivious」c/w 2008年1月23日発売)
1年弱の活動模索期間の後、Kalafinaに参加したKeiko。2年数ヶ月ぶりに再び梶浦由記の元で歌うことになったKeikoが主旋律を歌った、Kalafinaデビュー曲「oblivious」のカップリングです。この直前、イトクボ解消で行き場を無くし「女優かタレントをやろうかな」と思い「MTVのVJのオーディションや、焼きそばのCMのオーディションも受けた。」(『Kalafina Record』より)という彼女は、Kalafinaオーディションに合格した時も「全く実感がなかったですね。これから何をするのかもわかりませんでしたし。(中略)『風の街へ』のときのように表には出ない、というイメージでした。」(同前)という気持ちでした。
曲としてのすばらしさとは別に、“Kalafinaメンバーは流動的”という方針の下、Keiko自身もこのような気持ちで始まったKaiafinaが、まさか数年後、武道館ワンマンのステージに立っているとは、当時の誰ひとり、夢にも思っていなかったはずです。
君が光に変えて行く
Kalafina
¥250

4.Love come down

 (1st.アルバム「Seventh Heaven」2009年3月4日発売)
デビューから1年2か月。「メンバーは流動的」から「固定メンバーでライブ活動をおこなう」と方針が決まって出された、ある意味、Kalafinaが現在の姿に歩み出した第一歩のアルバム。3曲目のこの曲は梶浦自身が「当時は、Kalafinaでこんな明るい曲をやっちゃっていいのかしら、と少しドキドキしていました。」(『Kalafina Record』より)と語るほど、“「劇場版・空の境界」のボーカルユニット”からイメージを広げようとした曲です。ファンタジー色の強い1曲目「overture」2曲目「oblivious」からいきなり転じて、一目惚れに舞い上がる恋心をKeikoは見事にポップに歌いました。そして初期のライブでは、最初に観客を盛り上げ引き込む曲として定番となり、新しいフィールドに歩を進めたKalafinaに手応えをもたらしました。
love come down
Kalafina
¥250

5.音楽

 (「Seventh Heaven」) 
「love come down」がライブ冒頭の引き込み曲だとしたら、「音楽」はライブ終盤クライマックスの大爆発曲。過去の演奏歴を『Kalafina History 5th』掲載のセットリストなどで調べたところ、シングル曲ではないアルバム収録曲なのにもかかわらず、現在に至るまでワンマンライブで演奏していないのはごくわずか、という驚異的な曲。もしこの曲が、ライブ活動開始時の1st.アルバムに入っていなかったら、Kalafinaの運命は変わっていたのでは?とさえ思います。
実は、ここでオススメなのは1st.アルバムではなく、ライブ・アルバム「Kalafina 5th. Anniversary LIVE SELET 2009-2012」に収録された、2011年4月15日(金)Kalafina LIVE Spring TOUR 2011“Magia” 最終公演・NHKホールでの「音楽」。「NHKホール、準備はいいー?」「行くよ!」「Come ON!3階も!」というKeikoの煽りをはじめ、ライブのバージョンとして成長してきた「音楽」を体感させてくれます。
来年1月20日発売の「Kalafina LIVE TOUR 2014 at 東京国際フォーラム ホールA」でも、「音楽」→切れ目なしの「heavenly blue」という近年大爆発のムーブメントを聴かせてくれるはずです。
音楽
Kalafina
¥250

商品ページからサンプル試聴できます

6.Seventh Heaven

 (「Seventh Heaven」)
1st.アルバムの表題曲。ダークファンタジー「劇場版 空の境界」のベスト盤的な主軸に、Kalafinaの今後の可能性を模索する曲を加えたアルバムのラストは、再び「空の境界」に還ってKeikoのバラード。この終焉を迎えた者を暖かく懐に抱くようなボーカルは、この後、あらゆるバラードの名曲を生み出していきます。
seventh heaven
Kalafina
¥250

7.テトテトメトメ

 (2nd.アルバム「Red Moon」2010年3月17日発売)
2nd.アルバムに登場した、Kalafina初の、ちょっとコケティッシュな恋愛曲。中東を思わせるメロディーにわかりやすい歌詞、ちょっとセクシーな振り付けで魅せる、けこさまの色気はハンパじゃない。ただ当初はKalafina初の振り付けに違和感を感じ、「音楽性の向上を目指すKalafinaに振り付けは不要」という声がファンから上がり、議論になるということもありました。それから数年、振り付けも定着し人気も高かった曲だけに、武道館以降の演出替えが今後どう展開していくのか、楽しみです。
テトテトメトメ
Kalafina
¥250

8.闇の唄

 (「Red Moon」)
また一転して、ダークもダーク、タイトルがすべてを物語る曲です。Keikoのボーカル無くして、この曲はあり得ない?と思わせるほどの、暗黒面にハマる曲。こんな重いタイトルと、「美しいハーモニーを響かせる3ボーカルの歌姫」みたいな形容が、ひとつの世界を成しているからKalafinaは不思議。梶浦さんはこの曲について、スタッフの間で「やりすぎかも」とアルバム収録に意見が分かれた時、「でもとにかく3人の歌がそれぞれとても良かったので、やはり収録したいなと。こういった多少極端なことも『らしさ』のひとつとして許してもらえるKalafinaは、作曲家にとっても本当に楽しいフィールドであります。」(『Kalafina Record』より)と語っています。 
闇の唄
Kalafina
¥250

9.magnolia

 (3rd.アルバム「After Eden」2011年9月21日発売)
白い大輪の花、マグノリア(木蓮)。Wakanaのボーカルによる“可憐な花が迎える運命的な悲劇”みたいな印象に、Keikoの声がかぶさると“悲運さえ悦びに変える妖艶な花”に聞こえてきます。ライブでは特徴的なイントロが「おおおお、きたーっ!」と、終盤の盛り上がりをさらにヒートアップさせる曲です。
magnolia
Kalafina
¥250

10.胸の行方

 (「After Eden」)
冒頭、何かを希求するようなKeikoの絶唱。magnoliaとは正反対の、しっかり地に足の付いた等身大の人物の想いも、実はKeikoは似合っていますね。夜明けの風のような、Keikoのさわやかサイド。
Keiko自身はこの曲の収録前に、仮歌を聴いて感動しすぎて、冒頭の自分のソロをプレッシャーを感じ、レコーディングで意識しすぎたとのこと。すると梶浦さんから「『一回何も考えずに屋上で歌ってる感じで、自己満足でいいから気持ちよく歌ったのを聴いてみたい』と言われたんです。そして実際にそう歌ってみて、『今のとさっきのとどっちがグッとくる?』と聞かれて…結局、グッときたもん勝ちだよねって話になって後者のほう、気持ちよく風が吹き受ける感覚を大事にしたほうを選びました。いい勉強になった曲でした。思い出に残る一曲です。」(『Kalafina Record』より)と語っています。
胸の行方
Kalafina
¥250

11.symphonia

 (「After Eden」)
「歴史秘話ヒストリア」のKalafina初代エンディング。歴史の世界に没頭している視聴者の心に、スッと入ってくるKeikoのイントロが心地いいです。歴史というちょっと背筋が伸びるような感覚とKeikoの声がマッチして、壮大な世界のしめくくりを告げます。
symphonia
Kalafina
¥250

12.lapis

(シングル「believe」c/w 2014年11月19日発売)
Keikoの魅力のひとつは、“星の光と、芳しい香りと、夜のひとりの部屋”というシチュエーションがよく似合うところではないでしょうか。光と霧で優しく包み込むようなKeikoの歌声のなか、いつまでも漂っていたいように感じるファンタジックな名曲です。(アルバム未収録)
lapis
Kalafina
¥250

13.真昼

 (シングル「One Light」c/w 2015年8月12日発売)
そんなKeikoは夜が似合うと書いてたら、対極の「真昼」がきてしまった。真昼の天高い青空も似合う、ということで(^_^;) ピアノと3ボーカルだけで描かれる、物憂げな優しさには本当に癒やされます。(アルバム未収録)
真昼
Kalafina
¥250

14.identify

(5th.アルバム「far on the water」2015年9月16日発売)
最新アルバムのライブ盛り上がり担当曲。恋も仕事も、理不尽な現実だらけだけど、そんな運命に負けたくない主人公。サビはHikaruなのだが、冒頭部分の現実に立ち向かう主人公の強さが、Keiko本人なんじゃないかと思わせます。勝手な妄想ですが。
identify
Kalafina
¥250

15.Far on the water

(5th.アルバム「far on the water」2015年9月16日発売)
「ヒストリア」Kalafinaエンディング第3弾。これもsymphonia同様、Keikoの優しく力強い導きでスッと入っていく。これで世界へと導くことに成功すれば、Hikaru→Wakanaの連携で、さらに彼方へと連れて行ってくれる。Keikoの導入力と鉄壁の連携フォーメーションは、まったくもって安心します。
far on the water
Kalafina
¥250

16.星屑

(FictionJunction 1st.アルバム「Everlasting Songs」2009年2月25日発売)
Kalafinaが最新状況まできたところで、ここからはKeikoが同時並行で参加しているFictionjunctionからピックアップしていきます。Kalafinaがハーモニーをどんどん深化させている一方で、FJのこのアルバムでは1ボーカルのアニメテーマ曲のリアレンジが多いため、Keikoのソロもふんだんに聴けます。
この曲は、女優・小川範子が児童文学「ビロードうさぎ」を朗読、梶浦由記が曲をつけたCDの主題歌のセルフカバー。孤独な寝室と星、というKeikoシチュエーションど真ん中。胸が締め付けられそうな美しく切ない歌。Amazonのレビューを見ると、原曲(「ベルベットの祈り」歌・小川範子)もすごく評判良さそうです。
星屑
FictionJunction
¥250

17.synchronicity

(「Everlasting Songs」)
OVA『ツバサ TOKYO REVELATIONS』OP主題歌(牧野由依)カバー。珍しく王道J-POPのような詞と曲。なので歌い方も、一瞬「これがKalafinaのKeikoと同一人物?」という驚きがある。イトクボの啓子の発展形はこうなったのかも、と想像すると、とてつもなくレアな気がしてきた。
synchronicity
FictionJunction
¥250

18.宝石

(「Everlasting Songs」)
OVA『コゼットの肖像』主題歌(井上麻里奈)カバー。これはKeikoカバー曲のなかで、最もフィットした曲ではなかろうか?白い月の下、孤独な者たちが探し求める、まどろむ宝石の夢…。神秘と妖艶と哀しさを見事に歌い上げ、ライブでもたびたび歌われる名曲。そういえばKeikoはKalafinaオーディションの時を思い出して「梶浦さんの曲は難しいし、キーも高くて自分の声には合わなかったので『宝石』1曲しか歌うことはできませんでした。」(『Kalafina Record』より)と語っていますが、その時の曲が、今やFJ Keikoの代表曲になるのだから、ホントに不思議な縁です。
宝石
FictionJunction
¥250

19.野原

(2nd.シングル「時の向こう 幻の空」c/w 2010年1月27日発売)
広い野原と青い空を背景に紡がれる、孤独な想い。風景が美しければ美しいほど際立つ、憧れと哀しさと決意をKeikoはしっとりと、力強く歌っている。曲を初めて聴いた時、Keikoの飛躍的な成長を感じた1曲です。
野原
FictionJunction
¥250

20.maybe tomorrow

(Yuki Kajiura LIVE vol.#8 “Spring 2012″2012年3月16日)
これはライブ盤「FictionJunction 2010-2013 The BEST of Yuki Kajiura LIVE 2」(2015年6月3日発売)からです。原曲は梶浦さんがサントラを手がけた「Xenosaga III ending theme」。ライブで歌われる時はまず大トリ。つまり、感動の〆を義務づけられた大役曲をKeikoが担いました。夜の寝床で思いを馳せる、明日への不安と希望。まさにKeikoシチュエーションを、美しく力強く歌ってます。英語歌でKeiko発音はやや怪しいものの、情感はたっぷり。ライブの演出で対訳日本語がステージのスクリーンに出ることがあるのですが、この歌詞がまた泣ける泣ける。。Keikoの声とセットになって、号泣でした。CDのブックレットにはこの曲だけでなく、(意味がある詞は)全曲、対訳が載ってます。
※なお、下のiTUNESのサンプル、イントロが長すぎてKeikoの歌の前に切れます(>_<) 一方Amazonの商品紹介ページのサンプル試聴は、Keikoのボーカルから始まりますので、両者連続してお聴きいただくと、雰囲気はつかめます。 maybe tomorrow(LIVE#8)
梶浦由記/FictionJunction
¥250

そんなわけで、Keikoのレコーディング・デビューから、感動のライブ〆まで書いているうちに、Keiko聖誕祭の日が終わってしまいました。面目ありません。
こうして歌姫から1人を抽出してその歌唱史を並べてみると、Kalafinaに見え方がまた変わってきて面白いですね。

 

【123日本武道館、準備はいい!?宿泊の予約は!?双眼鏡は!?予習は!?】
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